Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

あわもりものがたり

『たぬき汁』以後

佐藤 垢石

Leggi 『たぬき汁』以後 (あわもりものがたり) di 佐藤 垢石 (さとうこうせき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 118.470 caratteri · 244 schermate

Aozora Bunko

僕はまだ学生ですよ。結婚なんてまだ将来ですよ。

あら嬉しい。でも、どうしてまだ結婚なさらないの。

この質問に、仙公返答に窮したが、

貴嬢のような美しいお方と思っているのですがね、理想の人というものは、めったにいるものではありませんからねえ。

あら、ほんとなんですか。

心、心に通ずるのは、ここである。そこで、二人は固く偕老を約して別れた。

仙公狸は、有頂天になった。いよいよ、わが意図もその緒についたわけか。まず、これを親友のに報告して、彼を喜ばせねばなるまいと考えて一両日休学して水沢の九十九谷へ走って行った。

※(「豸+權のつくり」、第4水準2-89-10)さんいるかい。

いるよ。

眼を丸くし、大きなお尻を振りながら、※(「豸+權のつくり」、第4水準2-89-10)は穴の奥から、入口の方へ出てきた。

久し振りだね。あまりたよりがないから、ことによったら貴公、人間に尻っ尾を押さえられ打ち殺されたのじゃあるめえかと思って、この四、五日烏啼きの様子ばかり気にしていたのだ。まあ、息災の顔を見てよかった。はいれ、はいれ。

とんでもねえ、元気だ。めったなところで、尻っ尾を出すような仙公じゃない――。