Classici giapponesi con furigana
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のろのろほうだんのきょうい
のろのろ砲弾の驚異
海野 十三
Leggi のろのろ砲弾の驚異 (のろのろほうだんのきょうい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9247 caratteri · 19 schermate
床も天井も壁も、一緒に落ちていくのです。もう今はたいへんなスピードで落ちていますよ。なにしろ、これがエレベーターなら、地階三十階ぐらいに相当する下まで下りるのです。なにしろ、地面から測って、二百メートルもあるそうですからね。
爆撃をさけるためですかって。もちろんそれもありましょうが、もう一つの理由は、金博士は宇宙線を極度に避けて生活していられるのです。あの宇宙線なるものは、二六時中、どんな人間の身体でも、刺し貫いているので……」
話の途中に、エレベーターは停った。
私は客人の手をとって、エレベーターを出ると、しばらくは真の闇の中の通路を、手さぐりで歩いていった。
二百メートルばかり歩いたところで、通路は行き停りとなる。そこで私は、今切り取ったばかりのような土の壁を、ととんとんと叩いた。すると、ぎーいと音がして、私たちは眩しい光の中に、放り出された。
そういう段取になれば、私は間違なく、闇の迷路をうまく選り通ってきたことになるのである。下手をやれば、いつまでたっても、この光の壁にぶつからないで、しまいには、進むことも戻ることもならず、腹が減って、頭がふらふらになる。