Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ゆうれいかしや

ゆうれい貸屋

山本 周五郎

Leggi ゆうれい貸屋 (ゆうれいかしや) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.320 caratteri · 42 schermate

Aozora Bunko

「お岩さんなんか、とっても執念ぶかいの、そのうちここへ押掛けて来るかもしれないわ」

「じょ、じょ、冗談じゃあねえ、とんでもねえ、お岩さんなんぞに来られて堪るものか、そいつだけあ断わってくれ、聞いただけでも肝が縮まあ」

弥六の震えあがるのを見て、お染は笑ったが、ふと思いだしたような眼つきになって、

「念を押しておくけれど、こんだ抱えた娘の若いほうね、あの娘にはあんた気をつけて頂戴よ」

「あの娘になにかわけでもあるのか」

「あるのよ、あの娘は前世でたいへんな浮気者だったの、縹緻はそれほどでもないけれど、体や性分がそう生れついたのね、あの若さで三十幾人かの男を騙して、その恨みで男のために殺されたのよ、今だって男のゆうれいさえ見ればくどくんだから、それがまたとっても色っぽくて上手なんだから、いいこと、……気をつけてひっかからないようにしないと、もしあたしに嫉妬をやかせでもしたら、わかってるわね」

「なんだ、そんなことか、それなら念にあ及ばねえ、おめえ一人でもて余してるくれえなんだから、浮気なんてとんでもねえ」

彼はこう云って、眉をしかめてみせた。

ここで六人の幽霊を紹介するわけだが、お話の先をいそぐので、すぐに商売へとりかかることを許して頂く。