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Classici giapponesi con furigana

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ガラマサどん

ガラマサどん

佐々木 邦

Leggi ガラマサどん di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 99.079 caratteri · 202 schermate

Aozora Bunko

しかし君は特別関係って肚がある」

「それじゃ僕が我儘だってのかい?」

「まあ、然うさ」

「これは聞きものだ」

と松本君は開き直った。

「君は対等の議論なら社長に負けないと言っているだろう?」

「うむ。実際然う信じているんだ」

「僕もその積りだけれど、面には決して現わさない。猫を被っている」

「狡いね」

「自衛上仕方がないさ。ところが君は時々我を忘れて、大将と対等になるぜ」

「君よりも人間が正直なんだろう」

「然うかも知れない。要するにそこが賢愚の岐れるところさ」

「おい!」

「ハッハヽヽヽ」

「聞き捨てならないことばかり言うね」

「ハッハヽヽ」

「おい!」

「憤ったのかい?」

「いや、僕よりも巧く立ち廻っているところを見ると、君の方が確かに賢だよ」

「賢ってこともないが、斯う角の取れるまでには可なり資本を入れてある。游ぎ丈けはこゝの池の外何処も知らない君より少し達者の積りだ。悪いことは言わないから、まあ聞き給え」

「海千山千には敵わない」

「君は僕のように揉まれていないから人間が生一本だ。親しく附き合って見ると、実際好いところがある」

「同時にそれが皆悪いところだろう?」

「感心々々、分っているんだね」