Classici giapponesi con furigana
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Leggi スウィス日記 (スウィスにっき) di 辻村 伊助 (つじむらいすけ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 216.275 caratteri · 410 schermate
路はまもなく牧場をはなれると、両側の山が狭って、川は南の山の裾に圧しつけられたように、低く小さくなってしまう。谷のつき当りに右側の山がとび出して、街道がその直下でぷっつり切れていると思ったが、急に左に曲って、その麓をぐるり廻って、なお西へつづくらしい。二、三軒の小屋と停車場がある、鉄道の終点でウンテル・クリンムル、扨て例のビール樽はそこの駅長さんであった。
クリンムルでどこか見るところはありませんかなと、見たままの村だけれど、参考の為に聞いて見ると、むむそれやクリンムルの瀑でさあてんで、高さ何米突を並べはじめる、瀑なんかあまり珍らしかない、何か山のよく見えるところはないかって聞きかえすと、なーる、私も貴兄の御国に四年いましたがな、やどうも瀑じゃ、世界一のがありますからな、そんならファルケンシュタインですなあって云う。ファルケンシュタインは停車場上の小山のことだ。
「●ウンテル・スルツバッハ・タール」のキャプション付きの写真
●ウンテル・スルツバッハ・タール
一緒に登ろうってんで、独りで呑み込んで、先に立ってのーっしのーっしと歩きはじめる、春のことで、日が永いからいいようなものだが、此の道づれには閉口した、体重何十貫か知らないが、何にしても釣鐘を引っぱり上げるようなんだから、気の短かいものは我慢がなるまい、せいせい