Classici giapponesi con furigana
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Leggi スウィス日記 (スウィスにっき) di 辻村 伊助 (つじむらいすけ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 216.275 caratteri · 410 schermate
シャモニー Chamonix
ずに、シャモニーの停車場に着いたのは午後五時。日は暮れて、表に出ると、冷やっとする山の夕靄を震わせて雪車につけたシュネー・ロルレンの、あわれ響のなつかしさ、アルヴは何処、雪の中に埋れて、渓川の響はその夜の夢に通わなかった。
シャモニー Chamonix
雪車に曳かれて着いた宿は、停車場から程遠からぬカルトン・ホテル Carlton H※(サーカムフレックスアクセント付きO小文字)tel で、まだ新築の奇麗な家であった。北向きのヴェランダからは、右にエギュイユが渓の東を東北へ走って、そのはずれのモンタンヴェル Montenvers の蔭から、メル・ドゥ・グラス Mer de Glace がのぞまれる。日あたりの南はモン・ブロンの頂よりも、エギュイユ・ドュ・グゥテー Aiguille du Go※(サーカムフレックスアクセント付きU小文字)ter とドーム D※(サーカムフレックスアクセント付きO小文字)me du Go※(サーカムフレックスアクセント付きU小文字)ter の氷が眉にせまる。が、着いたのは黄昏過ぎ、次の日は曇り、その翌けの日は大雪で、シャモニーの渓をまのあたり見たのは正月十三日の、それも昼まぢかになってのこと、此宵はサロンのピヤノと、二重窓をあけては、かすかに響くアルヴの水音に耳をかたむけたの