Classici giapponesi con furigana
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ドナウげんりゅうこう
ドナウ源流行
斎藤 茂吉
Leggi ドナウ源流行 (ドナウげんりゅうこう) di 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.565 caratteri · 44 schermate
インネリンゲン。ミュンジンゲン。ライヒンゲンなどという都邑がある。こういう都邑の名称も旅人の僕の興味をひいた。何となく素朴で、「黒林」の情調とドナウののろい流の趣とに、この撥音が却って旨く当嵌まるような気がしたのであった。
それから、「黒林」地方の女達の風俗などのこともおのずから僕の心にのぼって来た。男も女も何か事があると、そういう風俗をして現代の街を歩いて居た。古代の姿をした、舞台に出て来そうなものが、街頭を歩いているのであった。そういう幾たりかの男女を、僕は或日 Freiburg で見た。けれども、それが山間の村などで見ると、非常に静かな調和があった。古い寺院からは、皿のような帽子に房の沢山ついたのを冠った女が沢山出て来たりした。女の帽子は或時は小さい土耳其帽のような形に黒い布が付いたのを※(「月+咢」、第3水準1-90-51)のところで結んでいた。或時は非常に大きなリボンのついた帽子をかぶっていたり、紅い大きな毛玉の幾つもある帽子をかぶっていたりした。胸当には種々の縫取がしてあり、胸当は紅いのもあり紺のもあり白青のもあり色々であった。処女は頬が赤く、みな健康な性欲をおもわしめた。