Classici giapponesi con furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Leggi フレップ・トリップ di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.698 caratteri · 293 schermate
踊の玄人にしろその心の鄙しさをその巧妙な手振りでは蔽いかくせぬものがあろう。だから、これは教養だ、人だ。
鰌すくいはそこらの百姓が踊ればそこらの鰌はすくえるであろう。だが、月の光は、星のまたたきは、田水の、または根芹のかおりは、土の香は、青い鰌の精霊は、品の低いともがらにはすくえない。
月の光を切々とすくう鰌すくいの端厳さはかつての鏡花散人も見たものだ。
それに、何ぞや、この日の丸は、黒んぼは。
さて、それでも黒んぼの鰌すくい、流石におしまいにはへとへとに疲れたと見えて、くるくるくると小鼠のように転廻すると、右手に並んで取澄ました仮装団のまん中へとどたりわアところげてしまった。と、白粉べたべたの洋装婦人の立膝がもろくもぶっつぶれて、「あ痛っ、こん畜生。」となる。大笑いだ。
ところが、金モウルの日の丸の意気はいささかも衰えないから呆れたものである。
「さて、このたびは追分。」
やや仰向き加減に眼を細め、口をすぼめて。それでも美い声は出る。
大島ア………小じまアの………
あいとお……るウ……ふねエエエは…
江差し……がよ……いかアよオ………
なつかし…イイ…や……………………