Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おもいで

ロッパの悲食記

古川 緑波

Leggi ロッパの悲食記 (おもいで) di 古川 緑波 (ふるかわろっぱ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 52.651 caratteri · 114 schermate

Aozora Bunko

ああこう書いていても、僕の心は躍るのだ。

倦きも倦かれもせぬ仲を、無理に割かれた、そのかみの恋人を思うように。

伊勢海老でない時は、そうだ、平目のノルマンディー風、なんてのもあったっけ。おお、そして、車海老のニューバーグ!

いずれにしても、チーズの、じゅーッと焦げたのが、舌に熱かった。

チーズといえば、もう食事の終る頃に、いろいろなチーズの(やっぱり、ここではフロマージュと発音しないと感じが出ない)並んだ大きな皿が出る。

カビの生えた、それも青々と、そして、やたらに穴のあいているのなどを、これがオツなんだと言われて、口に入れてはみたものの、あんまりオツすぎて、プフッと言っちまって、あわてて、甘口のシャムパンを飲んだことなども思い出す。

フランス語と来ては、まるで分らない。それが食い気のために一心不乱、何とかして通じさせようと思って、覚えた。

氷は、グラスっていうんだっけ。

ええと、それから、パンは何だっけな?

英語では、ブレッドだが、フランス語では? と、あわてたが、何のことフランス語でも、パンは、パンだった。

魚の皿が引込んで、白い葡萄酒が、赤に変ると、肉が出る。