Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ロボットとベッドのじゅうりょう

ロボットとベッドの重量

直木 三十五

Leggi ロボットとベッドの重量 (ロボットとベッドのじゅうりょう) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8963 caratteri · 18 schermate

Aozora Bunko

「気味が悪いですねえ。魂があるようだ。」

夫人は、ベッドのカーテンを開けた。そして、腰をかけて、

「ここで、話しましょう。」

と、いって、椅子を、ベッドの横へ置いて、クッションの上へ、肱を突いた。

七

「ロボめ、じっと、見ていやあがる。」

男は、椅子から、立上った。そして、椅子を、カーテンの外へ出して、カーテンを引いた。

夫人は、大きいクッションの上へ、身体を凭れさせて、片脚を、ベッドの外に、垂れていた。男は、ベッドの縁に、腰をかけて、

「僕は――」

情熱的な眼で、夫人を見た。夫人は、頭を、クッションの中へ埋めて、細く、眼を開いて、

「何あに。」

それは、牝猫のような、媚と、柔かさを含んだ声であった。男が……

「ロボは、接吻ができますか。」

「一種だけなら、簡単な――」

「じゃ、それは、人間の方が、有利なんですね。」

「そうよ。」

男は、夫人に近づいた。そして、ベッドの上へ、深く、腰かけた。そして、夫人の方へ手を廻した。

「いけない。」

夫人が、頭を振った。それは、拒絶の外観をもった、誘惑的な、媚態の一種にすぎなかった。

ロボットは、ベッドからの信号と同時に、真直ぐに、それは、俊太郎の計算通りに、正確に、進んできた。