Classici giapponesi con furigana
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せんきゅうひゃくにじゅうさんねんなつ
一九二三年夏
宮本 百合子
Leggi 一九二三年夏 (せんきゅうひゃくにじゅうさんねんなつ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7898 caratteri · 16 schermate
或日、それが見つからず 子供翌日まちかねて見る。ある。きのうは母が居なかったので、――あの山の彼方の町に――見えなかったのだと思い、翌日雲が出たとき、その山に向っての道を歩き出す。
親、夜になって見つけに来るが、見当らず。
もうその児はまい子になってしまった。
桃色と赤のスイートピー
◎銀座の六月初旬の夜、九時すぎ
◎山崎の鈍く光る大硝子飾窓
◎夕刊の鈴の音、
◎古本ややさらさの布売の間にぼんやり香水の小さい商品をならべて居る大きな赧髭のロシア人
◎気がついて見ると、大きな人だかりの中から、水兵帽をかぶり、ブロンドのおかっぱを清らげに頬にたれた蒼白い女の子(十一二歳位、古風な外套を着)が両手に赤と桃色のスイートピーを一束ずつ持って出て来る。
◎先泣いて居た女の子
◎人ごみの中の自分の心持
◎Aの心持
◎こい水色の紙テープで不器用にむすんだ束を二つ買う。