Classici giapponesi con furigana
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せんきゅうひゃくよんじゅうしち・はちねんのぶんだん
一九四七・八年の文壇
宮本 百合子
Leggi 一九四七・八年の文壇 (せんきゅうひゃくよんじゅうしち・はちねんのぶんだん) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 4924 caratteri · 10 schermate
人民の民論はこういう現象に対して率直な意見を展開すべきであると思います。
第二のことは、サルトルの実存主義の皮相的な流行と坂口安吾氏の文学を中心とする肉体主義の流行、それから日本の民主的革命の歴史的な段階をあやまって理解した「近代」主義の流行等がありました。これらの流行は文学の範囲をこえた影響をおこしていて、哲学者といわれる田辺元博士まできわめてジャーナリスティックな扱いで実存主義にふれるような傾向をよびおこしました。
坂口安吾の文学は、毎月彼と関係のあるジャーナリストを呼んで大盤振舞いをするほど繁昌しています。田村泰次郎氏の肉体主義は彼にりっぱな邸宅を買わせたと新聞に出ました。戦災者や引揚者が住むに家なく警察の講堂に検束される形でやっと雨露をしのぐ有様が一方にあるのに。
第三は、インテリゲンチャの間から野間宏、椎名麟三、中村真一郎氏その他の作家が注目すべき創作活動を行ったこと、勤労大衆の文化的活動がさかんになってきて文学サークル協議会が確立し、『文学サークル』という雑誌が出るようになったし、全逓新聞の応募小説になかなか優秀なものがあって、その七篇が『檻の中』