Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate

Aozora Bunko

三好 ……赤大根のインチキ野郎とでも言うか?

轟 いや、まあ、いろんな事をね……一つは御時勢がこんな風になって来たんで、連中、とても威勢が良くなったせいもある。

三好 時勢のせいじゃ無いね。……僕が昔ホントに赤大根だったせいだよ。

轟 そ、そんな、そんな――。

三好 いや、こいつは皮肉でもなければ、よくある自嘲でも無いんだ。俺あ、そうだったんだよ。七八年前を想い出すと冷汗が出る。

轟 だって、一人の劇作家として、とにかく戯曲と言う面から言って、つまり純粋に芸術的な業績としてチャンと――。

三好 そんなもの、大した事じゃ無い。又、もしそうだとしてもだ。そうだとすれば尚更だ。これはね。過去の自分をあわてくさって言葉の上だけで否定し去ることに依って、現在を韜晦するために、言っているんじゃ、決して無いんだ。鞭をあげて俺を叩く資格を持った人は、いくらでも鞭打つがいいんだ。……何と言われようと、俺あ、もう腹は立たん。俺あ、これから勉強しなおすんだ。よしんば……身体もこんなに弱ってるし……その勉強がなんの実を結ばなくても、実は結んでも、そいつを世に問う事が出来なくても、そいでも俺あ、いいんだ。