Classici giapponesi con furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate
僕は、僕よりも若い人間が戯曲を書いて行きたいと言っても、大概の場合に賛成出来ない。又、現に賛成していない。……この国では戯曲では食って行けない。それよりも、第一、骨が折れ過ぎる仕事だ。なにかむくわれる所が多少でもあればいいが、まるきりそんな事は無い。……俺の顔を見たまい。戯曲なんてえ変なものを永い間書いていると、こんなひどいツラになってしまう。人間の顔じゃ無いだろう、こいつは?……そんな仕事だ。しかし俺は、もう、これで狂犬に噛み付かれたのと同じで、もうこれ、戯曲はよせん。一種の慢性病だからね。……しかし、若い人間が、又ぞろ、こんな酷い仕事に入って行くのを黙って見ちゃ居れん。……つまり、俺は、残念ながら、他人にはすすめる気になれん仕事を自分でやっているわけだ。……しかし、世の中には、時々、馬鹿でもハーチャンでも、叩き殺されても、苦しくても、どんな目に逢ってもだ、或る一つの仕事の中に打込んで行かなきゃ、生きて行けん人間も居るんだ。その仕事が文化的に尊いの尊く無いのと、そんな事は俺あ知らん。ただ、それをしないでは、どうしても、居られない。……こいつが、まあ、俺と戯曲との、関係だ。