Classici giapponesi con furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate
何を馬鹿な、ハハハ、御先祖様と言うのは、おら達をこうして生み附けて下さった人達だぞ。自分達で生み附けといて、そいつにたたるなんて言う、しちめんどうな事をなさるものか。フ、フ、フ……第一、どこの仏様にしてからが、生きている人間にたたりきれるもんで無えよ。たたりきれるもんで無え。そうじゃ無えか。考えて見ろ、今迄代々死んでった仏様の数をみんな合せりゃ、生きている俺達の数よりも何層倍も多いわい。一々たたったりしていた日にゃ、仏様同志で鉢合せすらあ。
女 ハハ……(笑いながら立上ってフロシキをたたみ、立去る仕度をする、青年も笑い出している)
百姓 フフ……(笑っている女と青年を、ずるそうな表情で見くらべながら)そうだらず? 大体、俺が始終言ってる。あんなおがみやなんぞの、もったいぶった、むつかしげな小理屈なんぞに、煙に巻かれるのが悪いだ。……世間の事だって、人間の身体にしたって、へえ、そんな小むずかしげな物であろかい。みんな、タンボや畑の事と同じよ。こやしを程々にくれて、手入れをまめにしていりゃ、成り物あチャンと出来らあ。こやしをやり過ぎて、根が煮えるとイモチが出る。