Classici giapponesi con furigana
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みうらたまきのプロフィール
三浦環のプロフィール
吉本 明光
Leggi 三浦環のプロフィール (みうらたまきのプロフィール) di 吉本 明光 (よしもとあきみつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.579 caratteri · 23 schermate
管弦楽を背音にして三浦さんは「お蝶夫人」の物語をして、「或る晴れた日」をうたい、ハミングコーラスの後で、また管弦楽を背音に、プッチーニとの会見の思い出を語って、プッチーニに所望されてうたった義太夫「卅三間堂棟由来」の木遣唄をうたった。そして最後の幕切れの「操に死ぬるは」をうたった。テストが三十分で本番が三十分、この録音は一時間ちょっとかかったが、三浦さんはこの間に三度、井上君におぶさってスタジオの片隅に立てめぐらした屏風の蔭へかくれた。用便をしたのである。フォルテを出すと、おもらしをするのであった。
三浦さんは思い出の「お蝶夫人」の録音だというので、わざわざ、メトロポリタンでうたった時の振袖を着た。カツラもかぶりたかったのだが、それは間にあわなかった。それで病院の花壇に咲いている、紫と桃色と白いヒヤシンスを髪に挿していたが、録音が終ると共に大きな安楽椅子に崩れ落ちて、おいおい泣き出してしまった。AKの係りの近藤君が心配して、医務室に寝台があるからお休みなさい、という。井上君が寝台までおぶって行ったが、ベッドに横になってもまだ泣きやまない。新聞記者が、三浦さんはなぜ泣いているのだろうと、いぶかるので、多分これが今生最後の「お蝶夫人」