Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
Leggi 世界怪奇実話 (せかいかいきじつわ「じょぶん」) di 牧 逸馬 (まきいつま) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.305 caratteri · 498 schermate
途中で例の二人が待っていた。そこで女に、この人達は儂の知人だから、安心して一緒に一足先へ行っているように――儂は鳥渡忘れ物をしたので引返すが、ネイロンで追い付くからと言って、女を二人に引渡した。そして二時間許り其処らをぶら付いていると、二人が帰って来て、約束の四十法と一緒に儂に、お神さんへ手土産を遣ると言って紙包みを呉れた。開けて見たら、血だらけの女服と肌着で、儂が引っ張って来た女の着ていた物だ。あの娘っこあ何うしたかね? 儂が訊くと、もう誰もあの女を見ることはあるめえと言う返答だった。
ネイロンの共同井戸で其の着物と肌着の血を落して、家へ持って帰って嬶あに与えた。里昂の古着屋で買って来たんだと嘘を言った。
儂はよくは知らねえが、二人が女を殺したところは、何でもドュ・バル橋の近くで、屍骸はロウヌ河へ投込んだに違えねえ。
一年余り過ぎて、二月の事だ。初めて二人に会った里昂の酒場に来いと言うから行ってみると、二人は、顔の浅黒い若い女を伴れて先に来ている。これから女が奉公に出るのを送って行くんだと言って、四人で出た。
マラベル街道をロマネッシュまで来ると、彼処に森がある。