Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
Leggi 中井正一評論集 (ちょうさきかん) di 中井 正一 (なかいまさかず) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 129.229 caratteri · 256 schermate
つまり武家の美しさは、あの藤原時代の、万物のもつ物哀しい哀感に身をゆだねるあの生きかたを、切って捨てる一つの脱出だったのである。新たな人間像をそこに創造したのである。しかしこの創造された人間像も、やがて再びいき過ぎたり、または崩れて、その立場が失われていくと、ただ武骨なもの、野暮なものとなってくるのである。
もはや江戸時代においては、町人が時代全体をにないつつあったのである。彼らはすでに、肉体の存在の無限に豊かな世界の発見、その自由を獲得しようとする反抗、つまりここに、町人としての新しい人間像が生まれはじめるのである。またしても、一つの大いなる脱走、脱落なのである。この世界こそ町人の粋の世界である。これは武家に対する「意気地」から出発したのであるが、これはやがて江戸の「いきこのみ」というか「粋」になっていくのである。「粋」とは、米へんの、精とか粋とかいう言葉があるように、米がその「もみ」をとり「かわ」をとり、青光りするほどその「ぬか」をとって、真裸かのもの、裸々堂々と、すべての飾りを脱ぎ去ることなのである。武家の着こんだ裃、長袴をみごとに「野暮」