Classici giapponesi con furigana
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なかむらなかぞう
中村仲蔵
山中 貞雄
Leggi 中村仲蔵 (なかむらなかぞう) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.567 caratteri · 47 schermate
大吉「未だ来るか!」と身構えると、
其の侍は大吉には眼も呉れず、這う様にして先に倒した浪人の傍へ寄り、苦しい声で、
T「父の……
カッカッ」
と叫んでとどめ刺さんと大刀振り上げたが力尽きてバッタリ倒れた。けれど尚起きんと努力する。
大吉、じーと其の侍見下して居た。動かない。
やがて静かに頭上げた。
T「敵討ちか」
悲痛な面で呟きました。そしてフラフラ歩き出す。(F・O)
其の夜が更けて
柳島の妙見では――
=(F・I)柳島の妙見
五郎蔵一味の日下部典六の一党が集合して居る。五郎蔵が典六に、
T「わッしの家から
縄付きを出したくは
ありませんから
役人に半次の家に
張り込んでる様
言って置きました」
「左様か」と典六。五郎蔵、
T「あの野郎、日に一度
はきっと半次の家へ
行きますから
行ったが最後」
「一ぺんにフン縛られます」てな事言って居ます。(F・O)
今朝の旅侍の事が
大吉の頭から
何うしても
離れない
=(F・I)五郎蔵の家
皆出て行って、ガランとして居る室の片隅に只一人坐して考えに沈む大吉。
半次は長火鉢の前で、之も黙って煙草吹かして居る。
行燈の灯、淋し。