Classici giapponesi con furigana
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にしょうじょ
二少女
国木田 独歩
Leggi 二少女 (にしょうじょ) di 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7398 caratteri · 16 schermate
「まア其様なことを!」
「実、私も困り切ているに違いないけエど、いくら零落ても妾になぞ成る気はありませんよ私には。そんな浅間しいことが何で出来ましょうか。祖母さんに、どんな事が有ッても其様な真似は私はしない、私のやれる丈けやって妹と弟の行末を見届けるから心配して下さるなと言切って其時あんまり口惜かったから泣きましたのよ。それからね寧のこと針仕事の方が宜いかと思って暫時局を欠勤んでやって見たのですよ。しかし此頃に成って見ると矢張仕事ばかりじゃア、有る時や無い時が有って結極が左程の事もないようだし、それに家にばかりいるとツイ妹や弟の世話が余計焼きたくなって思わず其方に時間を取られるし……ですから矢張半日ずつ、局に出ることに仕ようかとも思って居たところなんですよ。」
「そしてお梅さんはどうなすって?」とお富は不審そうに尋ねた。
「ですから、今の処、とても私一人の腕で三人はやりきれない! 小石川の方へも左迄は請求れないもんですから、お梅だけは奉公に出すことにして、丁度一昨々日か先方へ行きましたの。」
「まあ何処へなの?」
「じき其処なの、日蔭町の古着屋なの。」
「おさんどんですか。