Classici giapponesi con furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Leggi 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 260.015 caratteri · 519 schermate
日落南溟風未レ生、汽煙直立一船横、客牀夜半眠難レ熟、苦熱人攀二甲板一行。
(日が沈んで南の果てに風はまだ起こらず、汽船の吐き出す煙もまっすぐに立ちのぼって船の所在を示す。船客のベッドは真夜中になっても熟睡できぬ。それ故に暑さに苦しむ人は甲板にあがってすごすのである。)
二十四日、炎晴。朝来風なく、汽煙直立す。海面にさざなみをただよわすは、風の力にあらずして、潮流あるためならん。赤日炎々、はじめて酷暑を覚ゆ。当夜十一時、赤道を横断して北半球に入る。
客衣欲レ払二二洲塵一、更向二西欧一転二此身一、一夜報来過二赤道一、喜吾復作二北球人一。
(旅の衣服についた豪州とアフリカ南部の塵をうち払いたいと願って、さらに西欧に向かってこの身を運ぼうとしている。一夜赤道を越えたというしらせがきて、自分がふたたび北半球の人となったことを喜ぶ。)
詩中二州とは、豪州と南アフリカをいう。
六月二十五日(日曜)、晴れ。軟風船に入りて清涼なり。暑気は前回赤道を横断せしときほどに強からず。天晴るるも空気は湿気を帯び、夕日はマニラ海のごとくに紅を流さず。ゆえに、晩景の目をたのしましむるなし。