Classici giapponesi con furigana
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じんぞうにんげんエフし
人造人間エフ氏
海野 十三
Leggi 人造人間エフ氏 (じんぞうにんげんエフし) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 53.879 caratteri · 109 schermate
「あれっ、変だなあ」
「さあさあこっちへおいでくださーい。あなたがたに、とくべつ見せたい人造人間などたくさんあります」
「とくべつ見せたい人造人間て、なんです」
「いや、なかなか面白くできたものが、あります。私、誰も入れませんが、あなたがただけ、とくべつに家のなかへ入れまーす」
博士は二人をつれて、大きな建物の扉の鍵をはずし、兄妹をなかにみちびきいれた。
不思議な動物
兄妹が、一歩室内に足をふみ入れたとたん、とつぜん「うーう、わわわわ、わん」と足もとに吠えついたものがあった。マリ子はびっくりして、あっと叫ぶなり、正太の腕にすがりついた。見れば、それは一頭の小牛ほどもあろうという猛犬だった。
「これ、ダップ。あっちへゆきなさい」博士は、いきなり足をあげて、犬を蹴った。そのときごとんと椅子を蹴ったときのような音がした。犬は尻尾をまいて、奥の方へにげさった。
「すごい犬をお飼いですね」正太がいった。
「なあに、あれは人造犬あります」
「えっ、人造犬ですか。マリちゃん、あれは人造犬だってさ」
「まあ、人造犬なの。すると機械で組立ててある犬なのね。まるで本物の犬そっくりだわ」