Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こんどこそ
今度こそ
片岡 鉄兵
Leggi 今度こそ (こんどこそ) di 片岡 鉄兵 (かたおかてっぺい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2432 caratteri · 5 schermate
」
けれども、
「あいつも、プロレタリアだ。」
そんな気持ちだった。次ぎに、俺らは、会社が裏切者に対して、どんな態度を執るかを見守った。
百円――それが会社のために片腕を台なしにした犠牲者への手当だった。
「これを見ろ、たった百円だぞ。会社のためになくした片腕の代償が、たった百円だぞ。しかもこの片腕は、金持ちの片腕たア少しちがうんだ。この腕以外に何の資本も持たねえ俺たちの腕――」
「犠牲者に千円よこせ!」
第二のストライキだ。
そのストライキに入る前の日、交渉決裂の見とおしで忙しい最中だったが、俺は少しの暇を狙って甲吉の病床を見舞った。
「俺のためにストライキをやるなア、止して呉れ」と甲吉が云った「俺ア、この前裏切ったんだから、斯うなるなア因果だと思って諦めてる」
俺は笑った。
「お前えのためじゃねえよ。プロレタリアートのために、だよ」
「でも、お前えら、俺を憎んでるじゃねえか。憎まれながら、お前えらのおかげで千円貰ったって嬉しかねえよ」
「どうしてお前えは、先のストライキの時によ、それだけの意地を出さなかったんだい。裏切者になってまで首をつなぎたかあねえんだとな」