Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Leggi 光り合ういのち (ひかりあういのち) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.439 caratteri · 263 schermate

Aozora Bunko

私はよく人から懐しがられ、しかもそんな事をして来た。それは自分が感傷に打克とうと努力していたからではあるが、矢張り人生の事実と、人間の寂寞との経験が足りないためであった。

今日なら、人間がそうした、ロマンチックな、感情の濃やかな仕打ちをするものがあることを宝石の如くに、レヤーに思うであろう。そして人生と人間とに希望をつなぐために悦んで、私も返信を書いたであろう。見知らぬ国々の山や海を目の前にして、思いに堪えずにいる友の姿を思い浮かべながら……

だが殉情な友の忍耐の勝つ日が来た。その後友が海軍を止めて、牧師となったころ、私も病んで非常に宗教的になった。そして庄原の小さな教会で、二人はあの「主のいのり」を共にしたのであった。

あの腕白ものの友がどうしてクリスチャンになったのだろう? 私には不思議には思えない。君には昔からその声のように綺麗な、調子の高い所があった。そしてその駄々っ子の頑張りはペテロのような、烈しい信仰に通じるものがあるのだ。

そして確かにも一つの原因は君の家庭だ。君の父母、兄弟姉妹は善良な人々だ。私は君の田舎の家に一度君にまねかれて行ったことがある。