Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
が一度も真剣に開かれなかったことは、階級的裏切りだ、というところから始めた。五六人が「異議なしだな……。」と云った。が、その連中は云ってしまってから、モジ/\している。私も須山も反動組合の「革反」の経験があるので、その「異議なしだな」と云って、モジ/\したのがよく分った。それで私は笑った。須山も笑った。が、彼は「痛た、痛た!」とほう帯の上から顔を抑えた。彼は、よく人の特徴をつかんだ真似がうまかった。
慰問金のことになると、清川は、満洲に行っている兵士は労働者や農民で、我々の仲間だ、だからプロレタリアートの連帯心として慰問金を送ることは差支えないと云った。皆は自分の爪をこすりながら、黙ってきいていた。我々の同志は工場にいたときは資本家に搾られ、戦場へ行っては、敵弾の犠牲となっている。だが、この我々の同志を守るものは我々しかない、だから我々は慰問金の募集に応じて差支えない――清川の説に、今度は皆はもっともらしくうなずいた。
見ていると、伊藤は困ったように眉をしかめていたが、
「そうだろうか――?」
と云った。
僚友会には女工が十四五人いたが、会に出てくるものは二人位しかいなかった。