Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
」
と云った。
「そうだよ、君がロイドの眼鏡をかけているかいないかは、パイの奴が君だと分って君と顔をつき合せない以上分らないことじゃないか――」
と、須山も笑った。
それで私達は太田のレポは自分のやったことを合理化するために書かれているということになった。そんなことよりも、私達は太田が警察でどういうことを、どの程度まで陳述しているかということが知りたいのだ。それによって、私達は即刻にも対策をたてなければならぬではないか。私は、太田はこのようではキット早く出てくるが、こういう態度の奴は一番気をつけなければならぬ、と思った。
然し工場では、働いているところから太田が引張られたゞけ、それは尠なからず衝動を与えた。今迄ビラを入れてくれていた人はあの人であったのか、という親しい感動を皆に与えた。しかも、事ある毎にオヤジから「虎」(ウルトラという意味)だとか、「国賊」だとか云われていた恐ろしい「共産党」が太田であり、それは又自分たちには見えない遠い処の存在だと思っていたのに、毎日一緒にパラシュートの布にアイロンをかけて働いていた太田であることが分ると、皆はその意外さに吃驚した。