Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
それで私は念を押して、私が母の死目に会わないようなことがあるのも、それはみんな支配階級がそうさせているのだということを繰りかえすことを頼んだ。――だが、さすがにその日私は須山と会う時には、胸が騒いだ。
「どうだった?」
と訊いた。
「こう云ってたよ――」
私の母はこの頃少し痩せ、顔が蒼くなっているらしかった。そして一度会えないものかどうか、ときいたというのだ。
私はフト「渡政」のことを思い出した。渡政が「潜ぐ」ったとき、彼のお母さんは(このお母さんはいま渡政ばかりでなく、全プロレタリアートのお母さんでもあるが)「政とはモウ会えないのだろうか」と同志の人にきいた。同志の人たちは「会えないのだ」ということをお母さんに云ったそうである。で、私はそのことを須山に云った。
「それは分るが、君の居所を知らせるわけでなし、一度位何処かで会ってやれよ。」
実際に私の母親の様子を見てきた須山は、それにつまされていた。
「が、それでなくても彼奴等は俺を探がしているのだから、万一のことがあるとな。」
が、とう/\須山に説き伏せられた。充分に気をつけることにして、何時も私達の使わない地区の場所を決め、自動車で須山に連れて来てもらうことにした。