Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とうせいかつしゃ

党生活者

小林 多喜二

Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate

Aozora Bunko

伊藤は肩をクッ/\と動かして笑った。

「臭いぞ!」

と、須山は大げさに鼻をつまんで見せた。

「キリンの生だ!」

私は便器を隅の方へ押してやりながら、そんなことを云って二人を笑わせた。

倉田工業はいよ/\最後の攻勢に出ていることが分った。それは例えば伊藤の報告のうちに出ていた。伊藤と一緒に働いているパラシュートの女工が、今朝入った「マスク」の第三号を読んでいると、四五日前に新しく入ってきた男工が、いきなりそれをふんだくって、その女工を殴ぐりつけたというのである。「マスク」やビラが入ると、みんなはオヤジにこそ用心すれ、同じ仲間には気を許す。それでうっかりしていたのであった。それを見ていた伊藤はどうも様子が変だと思い、その男を調らべてみることにした。あとで掃除婦から、その男工はこの地区の青年団の一員で在郷軍人であり、戦争が始まってから特別に雇われて入ってきたということが分った。それからその男に注意していると、第一工場にも第三工場にも仲間がいるらしい。時間中でも台を離れて、他の工場に出掛けてゆくことがあった。注意していると、オヤジはそれを見ても黙っていた。それに最近は倉田工業内に以前からあった(あったが今迄何も運動していなかった)大衆党系の「僚友会」