Classici giapponesi con furigana
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きょうやくかいてんだん
共軛回転弾
海野 十三
Leggi 共軛回転弾 (きょうやくかいてんだん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 10.359 caratteri · 21 schermate
君たちの要求をもう一度改めて聞いて、すぐそれに適ったものを売ってあげよう。希望をいってみなさい」
「はあ、それは有難うございます。博士、アメリカの欲しいものは、世界一の物凄い破壊新兵器で、これを防ぐに方法なしというものを頂きとうございますの」
「そうなんです。戦艦と雖も飛行機には弱く飛行機と雖もロケーターには弱く、ロケーターと雖も逆ロケーター式ロケット爆弾には弱い、金博士と雖も燻製料理には……いや、これは失礼……というわけですが、ルーズベルトのお願いしたいと申す新兵器は絶対に弱味のない不死身の手のつけられないハリケーンの如き凄い奴を、どうぞ御提供願いまする」
「そうか。そういうことなら共軛回転弾が条件にぴったり合っている」
「えっ、共軛回転弾。ああ、なんというすばらしい名称でしょう。大統領はどんなにおよろこびになることでしょうか」
「ええと、あれは第五十四号だったな」
と、博士は大金庫の中から設計書類の一つを引張りだした。袋の口から中を覗いていたが、するりと抜きだした折畳んだ大きな紙。それを机の上に拡げる。
「あら、白紙だわ」
ルスが愕いた。
博士は無頓着に、その大きな紙の四隅をピンでとめた。