Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
石橋君は大黒天に鼠はもとクベラ神像と混じたので、その像は金嚢その他の宝で飾った頭巾を戴き玉座に踞し傍に金嚢から財宝をまく侍者あり。後には侍者の代りに鼠鼬となった。日本の大黒が嚢を負い鼠を随えるはこれに因るという人ありと言われた。クベラすなわち毘沙門で、ヒンズー教の説に梵天王の子プラスチアの子たり、父を見棄て梵天王に帰した。梵天王これを賞して不死を与え福神とした。『ラマヤナ』にしばしばクベラを金と富の神と称えあれど、後世インドで一向持囃されず、その画も像も見及ばぬ(一九一三年板ウィルキンスの『印度鬼神誌』四〇一頁。アイテルの『梵漢語彙』一九三頁)。これに反しインド以北では大いに持囃して福神毘沙門と敬仰さる。ヒンズー教仏教ともにこの神を北方の守護神とし、支那には古く子は北方でその獣は鼠としたるに融合して、インド以北の国で始めて鼠をクベラすなわち毘沙門の使い物としたのだ。山岡俊明等このインド以北の支那学説とインド本土の経説の混淆地で作られた大乗諸経に見ゆるからとて、支那の十二支はインドから伝うなどいうも、インドに本五行の十二支のという事も、鼠を北方の獣とする事も、毘沙門の使とする事もない(『人類学雑誌』