Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
天主閣の初めという人もある。右の諸文で唐時既に鼠を毘沙門の使者としたと知れる。
今日インドでは鼠をガネサの乗り物とす。大黒はシワ大神の部属というが、ガネサはシワの長男だ。シワの妻烏摩后、子なきを憂え、千人の梵士を供養してヴィシュヌに祈り、美妙の男子を生み諸神来賀した。中に土星ありて土ばかり眺めて更にその子を見ず。烏摩后その故を問うと、某ヴィシュヌを念ずるに一心にして妻がいかにかの一儀を勤むるも顧みず「川霧に宇治の橋姫朝な/\浮きてや空に物思ふ頃」ほかにいいのがあるんだろうと、九月一日の東京然と大焼けに焼けた妻が拙者を詛うて、別嬪でも醜婦でも、一切の物、わが夫に見られたらたちまち破れおわれと詛うた。因って新産の御子に見参せぬと、聞きもおわらず、烏摩后、子自慢の余りそんな事があるものか、新産を祝いに来てその子を見ないは一儀に懸りながらキッスをしないようなものと怨むから、土星しからば御後悔ないようにと念を押してちょっと眺むると新産のガネサの頸たちまち切れて飛び失せた。わが邦にも男の持戒をいやに疑うて災を招いた例が『野史』一二六に見ゆ。永禄十二年十月武田信玄三増山の備えを小田原勢が撃って大敗した時、北条美濃守氏輝、既に危うきに臨み心中に飯綱権現を頼み、只今助けくれたら十年間婦女を遠ざけますと誓うた。