Classici giapponesi con furigana
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まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Leggi 卍 (まんじ) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 133.618 caratteri · 258 schermate
いうて冷やかしたりして、人馬鹿にしてる思ててんけど。」「ふん、ふん、わざとそんなこというて、なるだけ姉ちゃんに腹立たそとしててんし。あて襖の蔭で聞いてて、まあ何ちゅううそつきやろ思てんけど、あんな時に弁解したかてなかなか信用してもらわれへんしなあ。……」そいで光子さんは、計略にかかったいうことに気イつきなさったら、忌ま忌ましいてならんとこい、それからちゅうもんもう邪魔なもんないようになったのんでなおのことひつこうに附き纏て、何ぞいうたら「あんたこそうそつきや、巧いこというて僕欺してたやないか」いうて、私とのこといつまででも根エに持って、「きっとあんなことぐらいで絶交するはずあれへん、今でも何処ぞで会うてんとは限らん」いうて、自分で会わさんようにしといたくせに、何処までも疑がわんといられん性質やのんか、それともわざと空惚けてそんな嫌がらしいうのんか、「あんたも男らしいもない、済んでしもた事そないくどくどいわいでもええ」いいなさっても、「いやいや、済んでしもたことやない、きっとあの人に僕の秘密知らしたあるやろ」いうて、ほんまのとこはそれ一番恐がってて、私に知れたら復讐的にどんな妨害するか分れへんいいますのんで、「邪推もええ加減にして欲しい。