Classici giapponesi con furigana
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まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Leggi 卍 (まんじ) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 133.618 caratteri · 258 schermate
」「どないしょう、ほんまに。姉ちゃんどないいうたん?」「大分目立つようになってるよって誰にも会いなされへん云うてんけど、是非ちょっとでもいうてるねん。」「何ぞ訳でもあるねんやろか。」「さあ、あてもそない思うねんし。」「あていっそ会うわ、そんなんやったら。……今お春どんと相談したら、帯上げお腹の上へ締めてその上から着物着なさったらええやろいうよって、そないするわ。ほんまに懐い綿詰めるようになってしもたなあ」いいなさって、そのお春どんいう仲居さんに帯上げ借って、「お客さん階下の部屋い通して待っててもろて」いうて、その間に私が手ッ伝うて身ごしらいしてましたら、またお春どん上って来て、「そない申しましたけど、一分か二分でええさかい玄関でお目に。懸るいやはって、上りゃはれしません」いいますのんで、そやったら早せんならんいうて大慌てに慌てて二人がかりで着せましたもんの、冬やったらどないなと胡麻化せるのんですが、肌襦袢の上に明石の単衣もん着てなさるだけやのんで、どないしても妊娠のように見えしません。「姉ちゃんあてのこと何カ月やいうといたん?」「何カ月いうたか忘れてしもたけど、人眼につくいうたぐらいやし、六カ月か七カ月になってんと工合悪いなあ。