Classici giapponesi con furigana
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まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Leggi 卍 (まんじ) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 133.618 caratteri · 258 schermate
と、その時分にお梅いう女子衆に自動車で迎いに来てもらいます。御飯も二階で二人だけでたべたこともありましたけど、夫がひとり手持無沙汰にしてますのんで、「どやのん、あんたもお相伴しやはれへんか」いいますと、「ふん、してもええ」いうて三人でたべること多いでしたが、もうそんな時に光子さんは平気で「姉ちゃん姉ちゃん」いいます。私と話しとうなると、夜夜中でも電話りんりんかかって来ます。「何んやのん、今時分? あんたまだ起きてんのん?」「姉ちゃんもう寝たん?――」「そやかって二時過ぎやないかいな。――睡たいわア、あて、――ええ気持ちで寝てたとこを――」「えらい済んまへんなあ、折角仲好うしてはったとこを、――」「あんた、そんなこといいにわざわざ電話かけたん?」「そらハズさんのある人はええやろけど、あてはひとりぼっちやよって、淋しいて淋しいて何時になったかって寝られへんわ。」「しょうむない人やなあ。――だだ捏ねんと早寝なはれ、あした遊んだげるさかいなあ。」「あて、あしたの朝起きがけに直ぐ姉ちゃんとこい行くさかい、ハズさんが遅うまで寝てはったら、早起してさっさと追い出してしもてエな。