Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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やくばらい

厄払い

徳田 秋声

Leggi 厄払い (やくばらい) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1534 caratteri · 3 schermate

Aozora Bunko

、生命一つを繋ぎ兼ねるものがごろごろ幾何あるか知れない、悪いことをした罰では決してない、天災というものは、例えば貴下のような正直漢でも用捨なく引さらうのだから、救って遣らなければ何うすることも出来ない、救わないのは人情を知らないというものでしょう。

いやいやそうも言われぬ、去年洋行帰りの大学者が演説には、西洋では勲功のあったものが難儀をすれば義捐をする、難儀をしなくとも、勲功さえあれば相応の敬礼とか褒美とかを遣るといったが、天災で難儀するものを救っていた日には、仕方がないだろう、こちらの利益にもならぬものに、難儀をなさるだろうといっていちいち挨拶をしていたら際涯がないだろう、それよりか、俺は俺の田地の減らぬようせっかく倹約をする方が、相方厄介なしで心安いというものだ。

では貴下方に海嘯があって田も畑も一切流されて、生命だけ助かったと思召せ、誰か救ってくれれば好いとは思いませんか。

そんなことはないはずだ、こんなに倹約をして溜めた金を流されて堪るものか、また大切な金を流して活きていて堪るものか、俺は寝る時でも倉の鍵はちゃんと枕元に置いて寝るし、一晩に二三度は倉から家の周囲を夜廻りする位だから、おめおめ金を流して助かる様な馬鹿は見ない、要心が宜しくないから、人様に迷惑をかけるので、俺のように心掛が宜かったら