Classici giapponesi con furigana
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はんせいのぶんがくげんじものがたり
反省の文学源氏物語
折口 信夫
Leggi 反省の文学源氏物語 (はんせいのぶんがくげんじものがたり) di 折口 信夫 (おりくちしのぶ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8037 caratteri · 16 schermate
それから源氏の自由な恋愛生活が始るのである。
一方、右大臣家との関係はどうかと言うと、右大臣の長女が源氏の父君桐壺帝よりも、年上の女性である。早くから宮廷に這入っていて、弘徽殿女御と言われた。帝が、後に源氏の生母桐壺更衣を余り寵愛なさるので、自尊心を傷ける。女御の怒りは、日増しにつのって行って、まるで咒い殺された様な風に死んでゆく。其後源氏にとっても又、右大臣家の人々は非常につれないものになって行くのである。極単純な感情だが、物語の主人公の反対者は、悪い人間である様な感じを持つものである。昔の人は、其をもっともっと強く感じたであろう。主人公である限りは、はじめから善い人にきまっていたのである。古い註釈書には、弘徽殿女御を悪后と言っている。この右大臣家にも、たった一人源氏に対して深い好意を寄せている人が居た。六番目の娘で、後、朧月夜尚侍と言われた人である。偶然の機会、照りもせず曇りもきらぬ春の夜に源氏と出あったのだが、右大臣家では間もなく宮中に入れようと思っていた娘に、敵の様に思っている源氏がおとずれしていた事を知って、非常に大きな問題になる。其結果源氏は須磨へ追放される事になってしまう。