Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
少しは蛍が入っている籠を点ずることにしたい。但橋に出たのは蛍狩の目的でないので、偶然そこへ来たら川風が涼しいため、蛍籠を橋の上に置いて暫く佇んでいるものとすればいいのである。
くらがりに目明てさびしなく水 万乎
ふっと目がさめた。あたりは真暗である。何時頃かわからぬが、どうも夜半らしい。今と違って時計の刻む音も何も聞えず、天地は真暗であるのみならず、極めて闃寂としてしずまり返っている。
その暗い、ひっそりした中に水※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の声が聞えた。戸をたたくという形容を持込んで、誰かがたずねて来たかというような連想を働かす必要はない。ただ真暗な夜の中に目をさました人が、闃寂たる天地の間に水※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の声を耳にしたまでである。「さびし」という言葉は、四隣闃寂たるだけでなしに、これを聞く人の心の問題でもなければならぬ。
行馬の水にいなゝく夏野かな 游刀
炎天下を馬に乗って行く場合と思われる。鞍上の人も固より咽喉が渇いているであろうが、馬も烈日の威に堪えず、喘ぎ喘ぎ歩みつつある。広漠たる夏野にさしかかって、どこで水に逢著するかわからぬ。