Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
手槍を立て得ることによって、その雪の深さもわかり、現在雪の降りつつある場合でないことも想像出来る。
煤掃に雪などという趣向は、大掃除に慣れたわれわれにはちょっと思いもよらない。同じく「雪の上」を捉えた元禄の句が、全然異った世界を見出しているのは面白い。
寒夜や棚にこたゆる臼の音 探志
「寒夜」は「サムキヨ」と読むのであろう。隣が搗屋でその臼の響がこたえるのだとすれば、小言幸兵衛そっくりだが、そう限定する必要はない。臼はどこの臼で、何を搗くのでも構わぬ。ただずしりずしりという響が棚にこたえて、棚の上に置いてあるものがその震動を感ずる。もしこれが「壁をへだつる臼の音」とでもあったら、臼の所在は明になるけれども、句そのものの働きは単純になって来る。臼の音を臼の音で終らしめず、棚にこたえる点に著眼したのがこの句の特色である。
はじめて人を訪れた夜など、近く通る汽車の響を地震かと思い誤ることがある。住慣れた人は平気で談笑を続けていても、はじめての者には汽車か地震かの判別がつかぬのである。この臼の音ははじめての驚きではない。棚の物が微にこたえるのを見て、また例の日だなと合点する、やや慣れた心持が現れている。