Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
宗鑑の鷺は姑く問題の外としても差支ない。怒風の句が或程度まで早春水辺の景色を展開しているにかかわらず、全体の感じを弱めているのは、主として譬喩の一点にある。これは俳句に適するか否かの問題で、必ずしも形容の巧拙に関するものではなさそうである。
新道の置土かわく菫かな 里東
菫という花は、明治以後いわゆる星菫趣味の普及によって、一種の型を生じたが、昔の日本にはそんなハイカラなものはない。野草として普通の待遇を受けるにとどまっていた。赤人の「野をなつかしみ一夜ねにける」にしても、芭蕉の「山路来て何やらゆかし」にしても、明治の若い連中が随喜したようなものでないことは勿論である。
この里東の句なども当り前の田舎の景色で、新しく作った道の上に置土をする、その土の乾いたところに菫が咲いている、というまでである。ハイカラでもなし、艶でもない。ただそういう置土の間にある、小さな野草の紫色が人の目を惹くに過ぎぬ。
小便に連まつ岨の菫かな 松白
に至っては、一層野趣の甚しいもので、星菫党に見せたら憤慨しそうな句であるが、わざわざこういう材料を持出したのではない。