Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.431 caratteri · 428 schermate
、さっき糸屋の若主人が陥ったと同じように、たちまち水あわを吹いてその場に悶絶してしまいましたものでしたから、同時に右門の口から裁断の命令が発せられました。
「事ここにいたっては、祭礼中といえども容赦はならぬ。吟味中入牢を申しつくるによって、これなる屋台にかかわり合いの町人一統、神妙におなわをうけいッ」
これには町内の者残らずが一様にあわを吹かされてしまいましたが、しかし右門の剔抉したとおり、糸屋の若主人の急死が、のぼせたんでもなく、てんかんでもなく、まぎれなき毒殺であったとわかってみれば、向こう三軒両隣の縁で、いまさらのがれるわけにもいきませんでしたから、しぶしぶながらもおなわをちょうだいいたしまして、町内三十七人の者残らずが、お組頭を筆頭に、ぞろぞろとその場から八丁堀の平牢にひったてられていきました。
そこで、型のごとくにむっつり右門の疾風迅雷的な行動が、ただちに開始される順序となったわけですが、しかるに、今度ばかりは大いに不思議でありました。その日のうちにも吟味にかけて、しかるべき見込み捜査を開始するだろうと思っていたのに、どうしたことか、三十七人の者は平牢に投げ込んだままで、いやに右門がおちつきだしたものでしたから、あてのはずれたのは例のごとくおしゃべり屋の伝六です。