Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
「捜すとはまたどうしたんだい。あば敬もいっしょに張り込んでいたんじゃねえのか」
「やつあ山の手を見まわりにいったるすだというんですよ。それがまた情けねえやつらなんだが、なんでもね、白旗金神の町かどの三方に三人も張っていたくせに、いつのろい参りがやって来て、いつばらされたかも、まるで知らねえとこういうんですよ。だから、なおさらあば敬に面目がねえと、手分けしていま必死とやつの立ちまわり先を捜しているさいちゅうだというんですがね。どっちにしてもまごまごしちゃいられねえんだ。お出かけなすったらどうですかい」
「よかろう。雨はどうだ」
「もう宵のうちから降りやんでいるんですよ」
「じゃ、遠くもねえところだ。眠けざましに、お拾いで参るとしようぜ。龕燈の用意をしてついてきな」
じゃのめを片手に微行しながらやっていったのは、八丁堀から目と鼻のその問題の本銀町白旗金神境内です。いかさま不意打ちに会ったのが面目ないとみえて、そこの境内に尾を巻きながら、まごまごしていたのは、あば敬の命令によって、そのあたり一帯に伏せ網を張っていたつじ役人どもの五、六名でした。もちろん、まだそのままになっている死骸のそばへ近づいていってみると、はかまに大小、白たび足駄の藩士姿に変わりはないが、倒れている位置が少し違うのです。