Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
だからね――」
「犬を探ったか」
「そのこと、そのこと。なにより犬の詮議がたいせつだと思ったからね、このお屋敷には何匹いるんだといったら、六匹いるというんだ。その六匹のうちでね、いちばんりこうと評判の秋田犬が、今のそのご家老のところにいるというんですよ」
「ホシだッ。その犬の様子は聞かなかったかい」
「聞いたとも、聞いたとも、そこが肝心かなめ、伝六がてがらのたてどころと思ったからね、いっしょにおいらもそら涙を流しながら探りをいれたら――。そのね、なんですよ、そのね――」
「陰にこもって、何がなんだよ」
「いいえね、そのご家老さまのところのべっぴんのお嬢さまがね、その秋田犬とふたりして、毎晩毎晩夜中近くになってから、お父御さまの蟄居閉門が一日も早く解かれるようにと、こっそりご祈願かけにほこら回りをしていらっしゃるとこういうんですよ」
「それだッ。なぞは解けたぜ。今夜は最後の令の字人形ののろいの晩だ。伏せ網はあとの一つの三ツ又稲荷と決まったよ。駕籠屋ッ。ひと飛びに湯島まで飛ばしてくんな」
星、星、星。九ツ下がりの深夜の道は、降るような星空でした。
「音を出しちゃならねえぞ」