Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate

Aozora Bunko

そっちの玉ころがしの玉にしたってそうじゃねえか。赤や黄のきれいな色がついているから、子どもはたいせつなおもちゃだと思ってしまっておいたかもしれねえが、どいつがどうしてこんな品をくれたか、それも眼のつけめなんだ。このうちの家族の様子を探りゃ、おおかた目鼻もつこうというもんだから、とち狂っていずと、はよういってきな」

「ちげえねえ! ちげえねえ! べらぼうめ! ざまあみろい! ええと――、さてな、どこで洗ってきたものかな」

まごまごしながら表へ駆けだしていった様子でしたが、ほど経て帰ってくると、

「変ですぜ! 変ですぜ! 町名主から聞き出してきたんですがね、ちっとこのうちは変ですぜ!」

うろたえて報告しようとしたのを、押えてずばりと右門流でした。

「変だというのは、たぶんあの子どもの親たちのことだろう。父親も母親もそろって去年の十二月十二日に死んだといやしなかったか」

「そうです! そうです! そのとおりなんだが、気味がわるいね、どうしてまたそいつをご存じですかい」

「また始めやがった。あの新しい位牌の裏に、十二月十二日没と書いてあるじゃねえか。それもおそらく変死だろう」