Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
「ちぇッ。たまらねえことになりゃがったね。そもそもいってえ、四人を、四人を、この四人を殺した下手人はどやつですかい」
「すなわち、この四人よ」
「へ……?」
「ひと口にいったら、この四人がこの四人の下手人だというんだよ。身から出たさびさ。――いいかい、よう聞きな」
莞爾として会心の笑みを見せると、さわやかにいったことでした。
「坊主があってな」
「へえへえ。なるほど」
「慈悲忍辱の衣をつけながら、こやつがあんまり了見よろしからざる坊さんなんだ」
「なるほど、なるほど」
「だから、なんの遺恨か知らねえが、ともかくも遺恨があって、あるお寺の分かれ地蔵にけちをつけようと、四人の浪人者に五十両やる約束でそれを請け負わしたのよ」
「いかさまね。それから」
「まんまと六体のお地蔵さまにけちをつけてさらしものにしたからね、浪人のひとりがみんなに代わって、約束の五十両を了見よろしからざるその坊主のところへもらいにいったんだ。しかし、分けまえは人数の多いより少ないほうがよけい取れるに決まっているんだからな、四人より三人で分けようと、金を受け取りにいったやつのけえりを待ちうけておって、まずひとり、ばっさり仲間をばらしたのよ。