Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

吾今よりは当世流の尊攘家へは一言も応答せぬが、古人に対して少しも恥かしき事はない。足下輩もし胆あらば、古人へは恥かし。今人はうるさし、この世に居て何を楽しむか。さても凡夫の浅猿さ、併し恥を知らずと、「孔子いわく、志士仁人は身を殺して仁を為す有り」とか、「孟子いわく、生を舎てて義を取る者なり」とかいいて、見台を叩いて大声する儒者もある。そのうるさいを知らずに一生を送るものもある。足下輩もその仲間なり。

何んぞそれ厳冷酷烈なる。これあたかも三百の痛棒を以て、他の頭脳を乱打するものにあらずや。彼は如何なる場合においても、主観的なり。怒るも、泣くも、笑うも、澄すも、ただ己が全心を捧げて以て人に接するのみ。

彼はまた野山の獄中より書を門人に与えて曰く、

平時喋々たるは事に臨んで必ず唖、平時炎々たるは事に臨んで必ず滅す。孟子の浩然の気、助長の害を論ずるを見るべし。八十送行の日、諸友剣を抜く者有り、また聞く、暢夫江戸に在りて犬を斬るの事あり。これらの事にて諸友の気魄衰萎の由を知るべし。僕いま死生念頭全く絶ちぬ。断頭場に登り候わば、血色敢て諸氏の下にあらず。然れども平時は大抵用事の外一言せず、一言するときは必ず温然和気婦人好女の如し。