Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

と。吾人は実にその言の確的なるを疑う能わず、彼は如何なる場合においても、為すあるの人なり、彼は如何なる場合においても、為さざる能わざるの人なり。彼の眼中成敗利鈍なし、利害得失なし、ただ為すあるは、為さざるに優るの一念あるのみ。彼は無事を以て死よりも苦痛となせり、彼の為すや止むを得ずして為すにあらず、自から喜んで為すなり。彼曰く「人間僅か五十年、人生七十古来稀、何か腹のいえるような事を遣りて死なねば、成仏は出来ぬぞ」と。これ実に彼が最後の白状なり。

維新革命史中において、建設的革命家たる標式は、独り島津斉彬においてこれを見る。勝海舟彼を評して曰く、「天資温和、容貌整秀、以て親しむべく、その威望凜乎犯すべからず。度量遠大、執一の見なく、殆んど一世を籠罩するの概あり」と。彼が水戸に処し、徳川氏に処し、朝廷に処し、浮浪に処し、幕吏に処し、鎖港開国に処し、公武合体に処するを見るに、百難を排して一世を平かにし、千紛を除いて大計を定むるの雅量ありしが如し。然れども天年を仮さず、空しく一方においては調和塩梅の勝海舟、他方においては善断の南洲、剛厳の大久保らをして、僅かにその後を善くせしむるに到る。