Classici giapponesi con furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate
起して旅のみちづれにせん
と戯れ、淀を過ぎては、
こと問わん淀の川瀬の水ぐるま
幾まわりして浮世へぬらん
と懐抱を洩らし、途上あるいは史を詠じ、あるいは文天祥正気の歌に和し、七月九日直ちに江戸町奉行所に送られたり。
彼は直ちに評定所に喚び出されたり。幕吏彼に対して曰く、「汝は梅田源次郎と密謀を企てたるに非ざるか」。曰く、「否」。「汝は御所内に落文なしたること無きか」。曰く、「断じて無し、余は大丈夫なり、故に断じてかかる影暗きことなし。然れども余は実になお言うべきものあり。余は書を大原三位に致し、彼を我藩に召し下し、以て藩主を論諫せんと欲したり。余は同志を募りて間部を要撃せんと欲したり」。奉行曰く、「大胆甚し、覚悟しろ、吟味中揚屋入りを申付ける」と。ここにおいて彼は嘗て蹈海失敗の余勇を養いたりし、江戸伝馬町の獄に再び投ぜられたり。
彼は自己の罪に非ざる罪のために檻致せられたるなり。何となれば、凡て幕府が彼に対して鞠治したるものは、みなこれ大楽源太郎が為したる所にして、松陰の関したる所に非ざればなり。而して彼はかえって叢を衝いて蛇を出し、その自首したるがために、遂に彼をして死刑に致さざるべからざるまでの罪を羅織せらるるに至りしなり。