Classici giapponesi con furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate
嘗て森田節斎の「項羽本紀」の講義に参ず。これよりして「項羽本紀」を手ずから謄写するものおよそ四回、随って批し随って読む。その愛読するもの孫子、水戸流の諸書、菅茶山詩、山陽詩文等は固より、その他経史百家の書より、近代の諸著作に致るまで、寓目せざるなし。その博覧強識にして、言論堂々、翰を揮い飛ぶが如きもの、その著作編述、無慮五、六十種に出づるもの、その好む所によりて、その長技を見るべし。声色の如きは、殆んど思うに遑あらざりしなり。ただ菓物と餅とは、平生すこぶる嗜む所、故に今に到りて、祭時必らずこれを供すという。
彼は哲学において、「ストイック」派にはあらざれども、その行状は確かに「ストイック」なりき。剛健簡質以て彼が生活を尽すべし。彼は実に封建制度破壊の張本人たりしに係らず、その身は武士風の遺影を留めたり。
彼の友人なる維新革命前の故老曰く、「人誰れか過失なからん。ただ彼は余をしてその欠点を忘れしむ」と。彼は多くの欠点を有したり。然れども彼は人をしてその欠点を忘れしむるほどの、真誠なる人物なりき。彼の赤心はかくまで深く人に徹せしなり。
第二十 事業と教訓