Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

宮廷の隠謀は、閣僚の隠謀と相結べり。彼はチュルゴーの去るが如くに去れり。チュルゴーの在職およそ二十箇月、彼の改革の発端より当時に至る――天保十二年五月より同十四年閏九月――二年四箇月なりとす。チュルゴーの去るや、その友曰く、「卿の改革は余りに火急なりし」と。チュルゴー曰く、「汝はその火急を咎む、然れども余が血筋は五十以前概して癆を病んで死するを知らずや」と。もし忠邦をして答えしめば、将にいうべし、「内外の積弊駸々乎として禦ぐべからず、一日の猶予は則ち一日の大患なりと知らずや」と。

彼は何故に失敗したるか、その資望もしくは施設の人意に慊たらざるものもあるべし。試みに寛政度の改革家松平越中守を以て、彼に比すれば、一は親藩の位地より出で、他は譜代の小諸侯より出づ。一は田沼濁政の後を承け、天下の民みな一新の政を望むの時に際し、他は文恭公太平の余沢に沈酔したるに際す。一は天下の衆望によりて抽んでられ、他は寵臣の縁によりて薦む。一はその同僚に羽翼の忠友多く、他はその同僚に敵心を挾み、然らざるも冷淡なるもの概してこれ。一はその下僚の温良にして民に近き能吏多く、他は精刻苛佻、動もすれば訐以て直となし、察以て明となす酷吏多し。