Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじんじごく
名人地獄
国枝 史郎
Leggi 名人地獄 (めいじんじごく) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 149.286 caratteri · 301 schermate
ただしなぐりこみへ出た時は、剣を用いなかったという事であった。
さて秋山要介は、そういう人物であったので、取り立てた弟子も多くなかったが、しかし一面関東の侠客は、全部弟子だということが出来た。その間特に可愛がった弟子に金子市之丞という若者があった。下総国葛飾郡流山在の郷士の伜で、父藤九郎は快男子、赤格子九郎右衛門と義兄弟を結び、密貿易を企てたが、その後ゆえあって足を洗い、酒造業をいとなんだところ、士族の商法で失敗した。そこで昔の縁故を手頼り、度々九郎右衛門へ無心をしたが、そのうち行方が知れなくなった。そこで市之丞は前後の関係から、九郎右衛門が無心を恐れ、父をあやめたに相違ないと、かたく心に信ずるようになった。そうして復讐をしたいというので、秋山要介に従って、武術の修業をするようになった。ところで彼も父に似て、海を愛したところから、いつか森田屋と義を結び、海賊の仲間にはいってしまった。
そこへ赤格子が帰って来た。そこで一方森田屋を説き、ふたたび海へひっぱり出し、一方諸国漫遊中の、秋山要介へ使いを出し、助太刀を依頼したのであった。そういう間にも赤格子の屋敷へ、威嚇の手紙を投げ込んだり、あるだけの財産を引き渡せという、不可能の難題を持ちかけたりまたは不時に上陸し、鬨の声をあげておびやかしたり、さらにある時は使者